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大豆のお話

2010年8月24日

日本人の食生活に欠かせない大豆。

20100824

日本の大豆の自給率は6%と言われています。

日本で消費される大豆の7~8割は実は食用油を作るのに使われていて、味噌や醤油、豆腐、納豆、煮豆などの食用に限っていえば自給率は25%です。

油といっても食用ですから、大豆の自給率は低いといわざるをえません。

一般にはあまり知られていませんが、近年、大豆を加工する食品業界では、原料大豆の確保が難しくなってきています。

その一つに、急速な経済発展を遂げた中国の動向があります。

90年代半ばまでは大豆の輸出国であった中国は、今や世界一の大豆輸入国となり、国内消費量は同時期の約6倍までに増加しました。

今や中国は各国から輸出される大豆の半分を輸入するまでになっています。

また、世界で消費される大豆は遺伝子組み換えのものが多く、日本で人気の非遺伝子組み換えよりも生産コストが低いため、大豆輸出国での生産も遺伝子組み換えのものが多くなってきています。

輸入コストと国内生産コストの差が大きいことから、国内での大豆栽培は採算が取れないと言われますが、中国を初めとする新興国での需要の増加を考えれば、生産の大規模化やバイオテクノロジーの進化をすすめて、国内での大豆栽培を拡げてゆく手立てが必要です。

でなければ、近い将来、味噌や醤油、豆腐、納豆、煮豆は超高級品となってしまうでしょうし、中には姿を消すものも出てくるかもしれません。

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